8d一級建築士事務所

一級建築士 岡村 航太

8d一級建築士事務所 代表

岡村 航太(おかむら こうた)

一級建築士

1976年生まれ。
幼少期を千葉県富里市で育つ。当時は富里村、だった。
新興住宅地としてハウスメーカーの住宅が建ち並ぶ一画と、その外側に竹藪とスイカ畑、昔ながらの農家がある風景に囲まれていた。今にして思えば、この時の景色、工業化された住宅の現代的な郊外住宅地と農村が混在する姿、それが私の空間的・建築的な原風景だと思っている。

その後、10歳の時に祖父の他界を機に祖母の住む文京区小石川に引っ越す。
近所には多くの印刷屋や製本屋など印刷関係の町工場が多く、その関係か分からないが当時全盛を極めていた少年ジャンプが通常月曜日発売だが、数日前の土曜日には手に入り、毎日毎日読み返して過ごしていた。もともと幼い頃から絵を描くのが好きだったこともあり、漫画漬けな日々からか、ごく自然に漫画家を目指し、中2の夏に懸賞漫画コンテストに応募しようと決意する。
が、1枚も描けずに挫折。
あっという間だった。
以来、大学受験を控える高3の夏まで、具体的な将来のビジョンを持たずに過ごし、何となく理系の方が就職に有利であるとか、衣食住に関わる職種は無くならないなど、積極的な目標を持たずに建築学科へ。

すると、建築にはまった。

当時年中無休24時間開放されていた、製図室を中心とした生活に変わった。同じ設計課題に取り組みながら、四六時中手を動かしてスケッチをし、模型を作り、仲間と互いの作品を評価批評し、様々な建築誌を読みあさり、古今東西の建築作品の善し悪しを語り合った。まるで皆、いっぱしの建築家のようだった。単純に建築が楽しかった。

そこから、基本的には何も変わらず、現在まで至っている。
博士課程の途中まで、研究者・教育者としての建築家像を目指していたが、27歳の時に大学をドロップアウトして、手探りに設計事務所を立ち上げ、市井の建築家となって10年。その途中で結婚をし、父となった。
また様々なプロジェクトを経て、多くの経験を個人としても、事務所としても経験してきたと思う。

しかし、建築にはまった二十歳の頃と、やはり大きくは変わっていない。
この思いを、個人として、事務所としても、如何に続け、止めないで居られるか。
そのことを大切に、励んでいきたいと考えている。

建築以外は、酒を嗜み、子供と遊ぶ日々である。
この日々を大切にしたい。

二級建築士 佐野 茜

8d一級建築士事務所

佐野 茜(さの あかね)

二級建築士

1980年生まれ。茨城県育ち。
父の転勤で幾つかの土地で幼少期を過ごし、東京へ戻ることを機に茨城県に住む。

高校2年生のとき、1年かけて研究論文を仕上げるという卒業課題があり、そのテーマとして、興味のあった建築の分野を選んだ。ガウディ(スペインの著名な建築家)をテーマに選ぼうとしたが、実際に足を運べる場所が良いのではないかとの先生の助言を受け、当時開発中の臨海副都心(現お台場付近)をテーマにした。現地や東京都庁を幾度と訪れるうち、街並みが出来ていくさま、人々の生活を変えていくさまに感銘を受けた。

大学は、法学部に入学。民法を専攻し、六法全書と判例漬けの日々を送っていたが、就職段階になり建築熱が再燃する。
注文住宅を扱う建設会社に就職し、以降26歳まで、関係者の皆が住宅に情熱を注ぐ、活気のあふれる職場で、様々な経験を積んだ。このとき、建築設計を生涯の仕事としていくことを決意。岡村氏とはこの仕事を通じて出会う。

26歳のとき、桑沢デザイン研究所スペースデザイン科の夜間部に入学。昼間は建築雑誌の編集部で働きながら、建築・インテリア・家具について学んだ。
卒業後は大手ゼネコンにて総合病院の建替計画を経験した。医師や看護師からなる建て替えチームと設計・施工、その他多様な関係者が、一丸となって建物を作り上げていくなかで、ものをつくっていくおもしろさを 改めて実感した。

31歳のとき、アトリエでの経験が積みたいと思い、前職より作品と人柄に惹かれていた岡村氏の事務所を訪ねた。その後同事務所にて、戸建住宅・集合住宅・テナントビル・カフェ・リノベーションマンション など、幅広い分野の設計・工事監理を経験しながら、現在に至る。

特に印象に残った仕事は、50代ご夫婦の終の棲家となる戸建住宅。
住まい方を想像しながら幾つものスタディを繰り返し、敷地の周辺環境を最大限に生かしながら、快適で、楽しみながら住み続けることの出来る、空間の在り方を模索した。
お客さまとの幾度のお打ち合わせを経て、構造・監督をはじめとする、多くのプロ意識の高い職人さんが、一丸となった素晴らしい仕事により、ついに建物が完成したときのことは、忘れられない場面になっている。
晴れて完成した建物に、お客さまが足を踏み入れたとき、「おー気持ちが良いな」とつぶやいた言葉が、とても嬉しかった。


佐野 茜からのメッセージ

設計においては、一度まっさらにして少しだけ視点をかえること、再構築して、新しい試みを加えること、それにより新しい豊かな空間を生み出すことができればと考えています。そして、その空間や環境がそこにいる人を幸せにするものでありたい。そういう思いでこの仕事をしています。

プライベートでは、趣味は旅行。そして、美味しいものを食べること、愛猫と遊ぶことです。
特技は洋裁で、最近は革小物もつくりはじめています。